サブスクリプションサービス人気の波は複合機の世界にも波及しています。
複合機といえば購入、リース、レンタルなどの契約方法がありますが、サブスクリプションサービスは単に初期費用を抑えたハードの購入という側面だけではない新たな価値の創造の意味合いを持っています。
今回は「複合機のサブスクリプションサービス!サービス内容や特徴とは」と題して、リコーなどの複合機メーカーが新たに展開をスタートするサブスクリプションサービスについて紹介します。
1.複合機のサブスクリプションサービスとは
複合機のサブスクリプションサービスについて紹介します。
リコーの複合機+クラウドサービス
複合機のサブスクリプションサービスを積極的に推し進めているのは、三大複合機メーカーの一つであるリコーです。
リコーは、特に中小企業を対象として、複合機RICOH IM Cシリーズとクラウドサービスとを組み合わせた「RICOH Intelligent WorkCore」サービスの提供においてサブスクリプションでの提供を推し進めていく方針です。
RICOH Intelligent WorkCoreとは、従来は紙で行われていた業務をクラウド技術活用によりデジタルで行えるようにするリコーのサービスです。例えば、文書の保存、請求書処理業務、データ管理などの作業などがデジタルで行えるようになります。
従来は、こうしたサービスを活用するためのソフトウェアのアップデートを行うためには、ハードウェア(複合機)の買い替えが必要でしたが、サブクリプションでは基本的にユーザー自身がソフトウェアのアップデートを行えるようになります。
利用企業にとっての複合機サブスクリプションのメリット
複合機サブスクリプションの利用企業にとってのメリットは以下の通りです。
- 初期費用を抑えて複合機の導入ができる
- サービスの活用による業務効率化
- アプリケーションの統一
一部アップデートの中には有償対応のケースも想定されていますが、基本的に利用企業は初期費用をかけずに月額の定額料のみで複合機を利用できます。トナーなどの消耗品代金も一定量までは月額に含まれています。
複合機サブスクリプションサービスは、単に複合機としての利用にとどまっておらず、クラウドによる業務効率化を図ることができます。複合機を入り口として、ペーパーレス化などの働き方改革を推進することができます。
業務効率化に関しては様々なアプリやクラウドサービスがありますが、業務ごとにそれぞれ異なるアプリを利用している場合、連携させることができなかったり操作性が大きく異なったりするなどの理由により業務効率を落としてしまう場合があります。リコーの製品に統一することにより、こうした不具合を提言させることができます。
これらのメリットは、複合機としての枠を超えたものともいえます。複合機は、複合機を入り口としながらも、ユーザーの課題解決のための新たな価値を創造牛用としているとも言えます。
リコースクラムパッケージ
リコーでは、顧客の課題を解決するために「スクラムパッケージ」を展開しています。
スクラムパッケージとは、顧客の業態や業種別に課題解決のためのプログラムをパッケージングしたものであり、以下の業種や業務を対象としています。
- 7業務
- 3業務
建設業/不動産業/製造業/医療業/福祉・介護業/運輸業/観光
働き方改革/セキュリティ/バックオフィス
以上のように、国内での主流業務や働き方改革などのホットな課題などを解決するために最適なソリューションがパッケージ化されています。
特に予算や人員の限られる中小企業においては、これらのサービスを活用することでコスト削減と業務最適化が期待できます。
2. まとめ
リコーは、複合機RICOH IM Cシリーズとクラウドサービスとを組み合わせた「RICOH Intelligent WorkCore」を展開しています。
ペーパーレス化などの業務改善などの対策のために予算や人員をかけることが難しい中小企業にとっては、経営課題を実現してくれる可能性のあるサービスの一つといえるでしょう。
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